Amazon ElastiCacheのプライマリエンドポイントとリーダーエンドポイントの違い

プライマリエンドポイント (Primary Endpoint)

  • 役割: プライマリエンドポイントは、クラスター内のプライマリノード(マスターノード)への接続を提供します。プライマリノードは読み書き両方の操作をサポートします。
  • 用途: データの読み取りと書き込みの両方を行うために使用されます。
  • 自動フェイルオーバー: プライマリノードに障害が発生した場合、自動的に新しいプライマリノードが選ばれ、その新しいノードへの接続がプライマリエンドポイントを通じて提供されます。

リーダーエンドポイント (Reader Endpoint)

  • 役割: リーダーエンドポイントは、クラスター内の全てのリードレプリカノード(スレーブノード)への接続を提供します。リードレプリカノードは読み取り専用です。
  • 用途: データの読み取り専用の操作に使用されます。これにより、読み取り負荷を複数のリードレプリカノードに分散することができます。
  • 負荷分散: リーダーエンドポイントは複数のリードレプリカノード間で自動的に負荷を分散し、読み取り性能を向上させます。

利用シナリオ

  • プライマリエンドポイントを使う場合:データの更新が必要な操作(データの書き込み、更新、削除など)や、確実に最新のデータを取得したい読み取り操作に使用します。
  • リーダーエンドポイントを使う場合:大量の読み取り操作が必要な場合に使用し、読み取り負荷をリードレプリカに分散させることで、パフォーマンスを向上させることができます。

これらのエンドポイントを適切に使用することで、アプリケーションのスケーラビリティと可用性を向上させることができます。