git reset --soft origin/mainとgit reset --hard origin/mainの違い

git reset <commit>コマンドでは、コミットハッシュとかいろいろ指定することが可能ですが、ここではorigin/mainを指定します。

 

--hardオプションはローカルの変更内容もすべて消えてしまいます。作業ディレクトリが元通りになってしまいます。ざっくり以下のような感じです。

 

・HEADがorigin/mainに移動する

・ステージングエリア(インデックス)がorigin/mainで上書き消去される

・作業領域がorigin/mainで上書き消去される

 

それに対して--softは変更内容は消えずに、ステージングされた状態で変更内容が残ります。

 

・HEADがorigin/mainに移動する

・ステージングエリア(インデックス)がorigin/mainで上書き消去されない

・作業領域がorigin/mainで上書き消去されない

 

ざっくりこんな違いになります。

gitのHEADとorigin/HEADの違い

HEADって?origin/HEADって?いまいちわかりませんね。

 

HEADは今いるブランチの最新位置になります。

 

hogeブランチを作成(git checkout -b hoge)していくつかコミットしたときのログです。

 

 

赤色でhogeがありますが、この位置がHEADの位置になります。

コマンドで確認する場合は、git log --decorateで確認できます。

 

 

ではorigin/HEADとは??これはgithub側(リモートリポジトリ)のHEADを意味します。

git checkout mainコマンドでmainに移動して、リモートブランチのhoge、ローカルブランチのhogeを削除します。

 

何か適当に変更してgit commitまで行います。

 

 

mainの位置がorigin/HEADと変わりました。これはgit push origin mainしていないから、ローカルとリモートで最新コミット位置が違うことを意味しています。

 

git push origin mainコマンドを実行すると以下のように同じ位置になります。

 

 

勝手に* Merge branch 'main' of https://github.com/xxxログが出てしまうのをgit resetコマンドで回避

同じブランチでAさんとBさんが開発していたとします。

Aさんが何か変更し、プッシュして成功したとします。

Bさんが何か変更し、git pullせずにイキナリgit pushすると「 ! [rejected]        main -> main (non-fast-forward)」みたいなエラーが出ます。

 

これは同一ブランチで複数人が作業する際によくあることです。

 

ということでBさんがgit pullします。そうすると勝手にマージされてしまいます。

 

 

この不要なログをなくしたい場合は、Tortoise Gitのshow logのウィンドウで、origin/mainの行を右クリックして「Reset "main" to this...」を選択します。

※コマンドだとgit reset --hard origin/main

 

 

これでmainとorigin/mainが同じ位置になりましたので

git add .

git commit -m "test"

git push origin main

コマンドを実行すれば不要なマージが消えて直線のログになります。

 

 

TortoiseGitでログを表示する時は「すべてのブランチ」にチェックを入れる

TortoiseGitでログ表示する時は「すべてのブランチ」にチェックを入れるとmaster,origin/HEAD,origin/masterの全部が見えるようになります。

この方が見やすいのでチェック入れることをお勧めします。

 

この状態でTortoiseGitから「フェッチ」します。

再度ログ表示するとこんな感じになった。

origin/HEAD,origin/masterがある行で右クリックして「Merge to "master"...」をクリックする。日本語版だと「"master"へマージする」をクリック。

とりあえずコンフリクトしなければ成功すると思うので再度ログを見る。

これでローカルのmasterとorigin/master,origin/HEADが同じ位置になります。

中小零細向けに経営者保証不要とする?嘘つくな

この1年以内くらいに金融庁から金融機関へお達しがありました。

 

経営者保証を必要とする借入は「なぜ必要か、どのように経営を改善すれば経営者保証が外れるかを経営者に説明し、銀行は説明した内容を金融庁に報告する」義務ができたそうです。

 

東京商工リサーチだったかの調べでは会社倒産のうち7割程度が自己破産しているというデータがありました。

株式会社は有限責任であって、個人の連帯保証を取ってしまうと実質無限責任になってしまうのです。

それは問題なので・・ということで、やっとこさ金融庁が動き出したようです。

 

体裁上、経営者保証を外す方向で金融庁は動いています。が、実際どうかというとプロパーローンで経営者保証を外すのはよっぽどの業績でないと無理なのが現実です。

そもそもプロパーローンで借りれるだけでも業績が良い証拠です。

中小零細企業でそんな会社ありますか???ありませんって。

 

保証協会枠の借入であれば、少しの金利を上乗せすれば保証を外すことは可能になったのですが、プロパーローンに関しては非常に難しいというか無理というのが現実です。

 

嘘つくな、と言いたい。

 

 

保険を使った節税は、節税ではなく利益の繰り延べ

税理士が何かというと保険を勧めてきます。

利益がいつもより出た時、事業承継用に、社員の退職金用に、と、とにかく税理士は先ず保険を提案してきます。

 

これってなぜかというと税理士は保険代理店でもあるのです。

 

今期いつもより凄い利益が出たから保険で節税したとします。

保険は短くても7年くらい掛けてようやく実質返戻率(法人税を加味した率)が100%を超えるような商品しかありません。

7年間も利益が多く出るような見込みありますか?そんなに将来予測できるでしょうか?コロナ・地震リーマンショック政権交代円高円安・、、、いろんなことありました。7年先を予測するなんてほぼ無理だと思います。7年以内に業績が悪い期があり、手元資金がないから万が一保険を解約、、となると、実質返戻率は50%~80%とかになり大きく損をすることになってしまいます。

 

仮に7年掛けて、103%になったとします。いざ解約すると返ってきたお金は利益になってしまうんです。

 

利益に対して法人税がかかりますから、結局のところ節税を先送りしていただけ。

その間に万が一解約していたら大損するリスクがあったわけです。節税目的の保険なんかに金をかける魅力は一つもないです。

 

保険は節税じゃなくって、単なる利益の繰り延べです。

 

複数のエクセルファイルを対象にキーワードで検索する

1ファイルのエクセルブック内でキーワード検索はctrl + fでできますが、大量のエクセルファイルを対象として、特定キーワードで検索(grep)したいことがよくあります。

そういう場合はRelaxTools Addinを使用します。

 

「RelaxTools」タブの「ExcelファイルのGrep(マルチプロセス)版」をクリックします。

 

以下のウィンドウが開きますので、検索条件にgrepしたいキーワードを入力、ファイル、フォルダを設定して「Grep」ボタンを押下すれば複数Excelファイル内をgrepしてくれます。